安倍総理支持、その無節操ぶりを活かしきれ!−日韓関係改善へ向けて

首相「女性の人権重視」表明へ

安倍晋三首相は26日午後(日本時間27日未明)、米ニューヨークで開かれる国連総会で一般討論演説に臨み、シリア難民への6000万ドルの追加支援を打ち出すほか、女性の人権を重視する方針を表明する。現地では、財界や学界で活躍している米国の女性指導者らとの懇談も予定。従軍慰安婦問題を受け、日本のイメージがこれ以上悪化しないよう、女性の権利向上に積極的に取り組む姿勢をアピールする。

 首相は23日、政府専用機で東京・羽田空港を出発し、カナダでの日程を経て、24日にニューヨークに入る。国連総会演説に加え、ニューヨーク証券取引所も訪れ、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の成果を強調。米同時多発テロの慰霊施設なども訪問し、28日に帰国する。

 首相は今回の訪米で、女性の権利向上に向けた取り組みを訴える方針だ。国連演説では、紛争下で性的暴力に遭った女性を支援するため、国際刑事裁判所(ICC)の信託基金に資金供与する方針を表明。安倍首相夫妻主催で開かれるレセプションのテーマも「日本の再生〜女性が輝く社会の実現」で、女性の積極登用が経済成長の鍵を握ると国際社会にアピールする。

 欧米各国では日本に対し、女性の人権問題に関する疑念が広がってきた。米国の地方議会で、旧日本軍の従軍慰安婦に関する非難決議が相次いで可決。安倍首相は過去、慰安婦の強制連行に旧日本軍が関与したことを認めた「河野官房長官談話」の見直しに言及し、米政府に首相の姿勢を問題視する声もあった。

 日本政府関係者は「今回は現在と将来の女性の活躍について議論する場となるだろう」と語り、慰安婦問題について改めて説明する場にはならないとの見通しを示した。

 一方、カナダ訪問では、24日にハーパー首相と首脳会談を行い、自衛隊とカナダ軍が燃料や食料などを融通し合う物品役務相互提供協定(ACSA)で合意する方向。エネルギー問題や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)など経済問題でも意見交換する。

【古本陽荘】
毎日新聞2013,9,22)

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2586666


結局安倍総理に効く薬は、米国側からの批判的注射しかないのだ。(苦笑)

靖国参拝も中国韓国朝鮮排外主義も、アメリカにきつく注意されると、臆面もなく変節を繰り返し、ネトウヨをガッカリさせた。

今回日韓交流お祭り大会へは夫人が参加、外相も出席。幾らかアメリカの指示通り関係改善へ踏み出した感じだ。
韓国側も中国へすり寄って、とんだ勘違いに気づいたか。
或いは統一教会が裏で取り持ったか。
安倍総理には、この際ネトウヨと保守の違いをハッキリ認識し直して欲しいものだ。

さて、フランスでは18日から仏女性人権団体と韓国艇身隊対策協などが日本により戦争中性奴隷として女性の人権蹂躙を非難、日本の謝罪を求める街頭行動を行った。

日本でも名を知られているキム・ポクトン(88)ハルモニが、「朝鮮戦争当時日本軍に踏みにじられた」と訴えたとSBSニュースと聯合ニュース配信で報じられた。

この発言で、ネトウヨは従来から慰安婦は韓国のでっち上げで無かったという主張をしているので、この史実の間違いはデタラメを自ら白状したと大喜びしている。

確かに史実としてこれはあり得ない。
ネトウヨは史実をでっち上げたことを認識が混乱していい加減なことを言っている証拠だと主張したいわけだ。

だが、私の手元の資料だけでは、キムポクトンが嘘を言ったかどうかは分からない。記事の誤訳の可能性もあり、ネトウヨのそれこそ意図的誤訳かもしれない。
ソースがイマイチハッキリしない。
またキムの単純言い間違えが訂正されぬまま記事にされた、編集の無能のせいも考えらる。

或いは署名記事でイ・ヘヨンとある。このイ・ヘヨンが若い記者のため勉強不足で、挺身隊問題を朝鮮戦争時代だと勘違いしていることもあり得る。

韓国ジャーナリズムも日本に負けず劣らず低レベルなアホ記事ばかりかくから、十分あり得る。
良心的な韓国ジャーナリストが言うには、若い記者が、先輩の書いた記事を自分で考えずに反日モデルパターンへ落とし込んで、ステロタイプになっていると告白していた。

つまり旧来からの反日記事であれば容易にデスクを通るためだ。微細な日本の対韓国心情など拾わない。ナショナリズムに寄りかかって煽る記事を書く、これは日本側での読売、産経などとパラレルなのだ。

しかし、韓国の反日ナショナリズムは善として、日本のナショナリズムは悪としてきた朝日新聞的的左派とも決別してきた私たちの思考に共振する人達が、韓国内にも少数だが確実に増えている。
ネトウヨはアホだから問題にもならないが、日韓の亀裂を大きくしたのは朝日や韓国ジャーナリズムに大きな責任があって、彼らの言論ポジション確保と、それに乗っかり政治利用してきた政治勢力を本気で批判しておかないと、益々不幸になると、左右のイデオロギーから距離をおこうとする日韓友好を願う人達の動きだ。

その代表的な学者が朴裕河さん。
朴さんは日本留学時代、柄谷行人の著作に共感し、日本の新左翼崩れ、旧左翼を超えてきた知識人に傾倒したようだ。
日韓基本条約を認める立場は、スパイ防止法のある韓国では危険な立場になる。それでも勇気をもって新しい日韓和解へ多くの著作を送り出している。
来年初めには、朝日的左派言論と安倍的右派を串刺しする慰安婦問題への提言が発刊される予定だ。
韓国言論も、やっとここまできたかという感慨だ。
韓国言論の質的向上を、自画像として見守っていく必要があるだろう。