私がいつまでも
キューバを注視し続けているのは、何が何でも平等を正義とするからだ。
女子学生の大半が、彼氏を持ちながら売春をして大学を卒業しているとしても、
カストロー
ゲバラ時代の平等を正義としている。
べネズエラの
チャベスが、
キューバの顧問を執務室の隣に置いて、超インフレを沈め、高い成長率を遂げて国家を建て直した。
その基礎が、
想像力と不勉強の末に、彼らは軍事路線の迷妄のなかに自滅していった。
南米も半世紀を経て、やっと「コムーナ」という日本では聞きなれない直接民主共同体が現実化して、
社会主義者の多くが待望した、人民皆兵の
自治共同体を人類は体験した。
チリ革命の失敗により反動親米政権の手に譲り渡したが、
チャベスは軍人出身であるため、共同体皆兵の
武装組織を手放さなかった。
日本のなんちゃってリベラル派が、
ナショナリズムときけば顔をしかめるが、南米は
ナショナリズムこそが、人民を救うキーワードであり、日本の左翼も軍事効果の出番はここにあることをよく見ておくことだ。(おそらく全面衝突にはならないだろうが)
私が、学生時代から
赤軍派や京大のアッパラパー軍事オタクを批判し、第二句集のタイトルに『俳句の
アジール』となずけたのも、直接参加型コミューンの構築を望んできたからだ。
世界の民主的市民はわがこととして目が離せない。
さて、私の師事する南米植民地研究の泰斗太田昌国さんの発言が聞こえてこないが、ぜひ見通しを聴きたいものである。