民主党の財源を心配する、というペテン

自民党支持者や御用学者が民主党マニフェストのばら撒きの財源をどうするのだ、と批判している。


わたしも安易に民主党マニフェストを支持していたが、こういう自民党や御用学者に洗脳された「良識派」のブログを読んでいると、確かに不安になってくる。


 麻生政権は、3度の補正予算でどれだけの追加財源を調達したか。


2008年度第1次補正予算  1.1兆円


2008年度第2次補正予算 11.9兆円
(歳出予算の増額規模は4.8兆円)


2009年度第1次補正予算 13.9兆円


合計            26.9兆円


麻生政権は3度の補正予算編成で、追加財源として27兆円もの真水を調達した。国債の増発が18.7兆円、埋蔵金の利用が7.6兆円である。

これは経済学者植草一秀氏の指摘であるが、わずか二年でこれだけバカバカ特定の業界業種向けに金を使われたら、金が無くなるのは解りきったことだ。
(参照ブログ、植草一秀、「麻生首相の景気回復策の欠陥」2008,7,22
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-d000.html)


民主党中心の政権が仮に誕生しても、自民公明が使い込んだ借金しか残っていないという恐ろしい事態が待っているのではないか。


それにしても、御用学者や自民党奴隷メディアが、この自民公明の使い込んだ金には一言も触れないまま、民主党の財源にのみ言及するのはいかにも情緒的に動く日本人らしい。


そして、こういう連中は、自民党マニフェストのばら撒きについては、一向に財源の心配をしない。


バカか、学者やメディアの旗を降ろせ!としか言いようがない。