「小沢氏に辞職勧告を」民主・静岡県連会長
(読売新聞 - 07月16日 22:51)民主党静岡県連会長の牧野聖修衆院議員は16日、党本部で開かれた参院選総括のための意見交換会で、「選挙責任者だった小沢一郎前幹事長の責任は重い。万死に値する罪だ」と訴えた。
「(小沢氏は)政治とカネの問題もあり、執行部は即刻、議員辞職勧告か離党勧告をすべきだ」とも語り、執行部の対応を求めた。
終了後は記者団に、「余力を1人区に回せばよかった」と述べ、静岡選挙区などの2人区の多くに2人の候補を擁立した小沢氏の参院選戦略が大敗の原因になったとする見方を示した。
枝野幹事長は意見交換会で、「聞きとめておく」と述べただけだった。
私事で恐縮だが、出張の帰途静岡の老父母を見舞って、ほんのつかの間の親孝行をした。
長年離れていてもいやがおうでも故郷である静岡県のことが気になる。心の中では 静岡県のことを心配し、その発展を願っている。
以前から静岡民主党の狂った体質をニガニガしく思っていたが、今回は怒り心頭にきている。
それは牧野民主党県連会長の上の発言である。
恥を知れ、と言いたい。
そんな偉そうなことを言えた義理か。
感情的にいうなら、では牧野は先の衆議院議員選挙の圧勝の折には小沢一郎に公の場で謝意を表明したのか?都合が悪くなったら人のせいにする、もはや検察特捜やマスコミや右翼ゴロ在特会の検察審査会と何ら変わらぬ軽佻浮薄のただの老人ではないか。
どこに県連を率いて敗北した一国の大将としての反省と矜持があるというのか。
二人区は確かに二人当選にはどこもおぼつかなかった。
しかし、同時に牧野あたりが騒ぎまくって小沢排除のために騒いだ共倒れもおこらなかった。
ということは小沢が狙ったように二人当選するためには必死で他党票の切り崩しをする努力が不足していたということだ。
その努力不足は牧野会長自身の采配が悪かったとしかいえないだろう。
しかも、小沢によって発掘された女性候補にはほとんど選挙のテコイレもせず放置しておいてなにが小沢の責任だ。
小沢憎しで自分の責任を棚上げしてモノを言えば、牧野会長は自らの無能を証明してしまうのである。
連合と手を携えて、静岡空港の建設推進をしたのは誰だったのだ?
民主党の反対派県議を、自民、県知事、県職員と一体となって排除して県連は石川前知事を支持し、住民反対派の自殺者までだしたいわくつきの静岡空港をつくったのは牧野会長他民主党ではないか。
石川前知事が、建設推進是非の住民投票をすることを約束して知事選を戦い、当選すると掌を返して一切無視し、県議会で可決した。
そのとき牧野民主党はいかなる対応をしたのか。その犯罪に加担した責任を反省してからモノを言え。
結局、日航から最低搭乗率保障(70%を切ったら金銭保証をする約束)の昨年分1億5800万円を県に請求され、川勝知事が支払いを拒否し訴訟になる雲いきである。
前原国交相は、静岡県の視察に訪問した際、既に赤字路線であるにもかかわらず、静岡空港が集客努力等をしていることを評価して空港運営をうまくやってくれていてありがたいと述べているのだが、反小沢派の身内ならば、これだけの巨額投資をして県財政を圧迫しながら(建設費1900億円)、前原は謝意を述べるという節操のなさである。
民主党内新自由主義者が権力を握ったとき、どうなるかの典型的見本である。
始末が悪いのは、労組連合までまきこんで既得権益層を強固なものにすることである。
牧野会長は、小沢の批判をしたければ、まず小沢の政策理念と自分達がやってきたことと何処が違い、何処が優れているのかを行動で示せ。
執行部である枝野幹事長にも安住選対委員長には責任が無いという説得力ある根拠を表明してみよ。
そしてこの静岡空港の赤字垂れ流しの責任ある対処をしてからモノを言え。
静岡県人として牧野の名前を聞くたびに恥ずかしい。
【参照】
「岩下俊三」
http://blog.livedoor.jp/shunzo480707/archives/2840208.html
「山崎行太郎・毒蛇山荘日記」
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20100717/1279323144