■民主党サホーター制度は憲法違反

サポーター投票憲法違反」!? 自民党平沢勝栄議員が民主代表選に疑問符
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1346555&media_id=53

まず誤解なきよう断っておくが、筆者は民主党政権誕生を歓迎し支持しているものである。
先日ブログには、サポーター制度が民主主義における代議員制度の根底を蝕む危険な制度ではないか、と書いたばかりであった。
拙著ブログ http://d.hatena.ne.jp/haigujin/20100916

この平沢議員の外国人参加を認めている点で憲法違反ではないかとう指摘にももっともだと思い、そればかりか日本の代議制民主主義の根幹にかかわり、法律を超えた問題だと感じている。
外国人ばかりか特定の反社会的団体、宗教団体によって国家のリーダーが決定される危うさを内胞した制度ではなかろうか。

事実今回の選挙での常軌を逸した反小沢運動が続々と報告され白日の下に晒されていが、その中にこの問題に関連する事実が暴露されている。

今週の「週間ポスト(9月10日号)」によれば、当選回数の少なく地盤の固まっていない一年生議員ばかりへある宗教団体の信者が組織的に小沢を支持するなら今後先生には投票しないと脅迫してきたそうだ。

同じ言い方で何回も電話が入っていたので番号から本人特定すると某宗教団体が動いていることが判明したとのことだ。
それもかなり長期間続いたとのこと。

宗教団体を支持基盤にしている石井一、白眞勲、ツルネン・マルチネスは全て菅支持。

仙石官房長官は、ながく宗教法人問題担当をしてきて、新日本宗教団体連合会との応接役として親密な関係。

菅派はこの新宗連創価学会アレルギーを利用して、小沢は新宗連を捨てて学会と組むぞと脅し挙げて反小沢運動に駆り立てたと小沢陣営は証言している。

このように金さえ払えば、誰もが簡単に総理選挙に投票権を持つことの危険性をもっと認識すべきである。

検察審査会が、まさに極右団体在特会によって振り回され、延々と有意な政治家の生命を絶つ目的に利用されていることを考えれば、民主党は無名性に隠れた無責任性による民主主義手続の破壊にもっと神経を使い適切な制度に変更すべきではないか。

戦前の政党政治を、金権政治だと煽って潰し、軍部の台頭を許したのはほかならぬ国民だったということを忘れてはならない。

無責任性に隠れた国民の政党政治潰しを誘導したのは、マスコミ新聞だったことも想起すべきだ。

マスコミも一貫した主張を欠いた無責任性で成り立っている。

無名性と無責任性が力を持ったとき、これほど危険な政治はない。



【追記】

誤解があるといけないので追記しておく。
この平沢自民党議員のインタビューの中で、支持できる点はこのサポーター制度の問題だけである。

微妙な問題は、革共同革マル派の労組活動である。
いくらか革マル派の歴史と活動を知る者としては、革マル派の綱領も活動も全く支持しない。
そして今JR東労組が強力な組織となって、職場のイデオロギー支配による非組合員とのトラブルもしばしば聴くが、これらは宗教活動のいき過ぎで起こる問題と同様支持しない。

何よりも問題はJR東ではいまや公安委員会からの多くの天下り経営幹部(100人近い)がいるのだが、その利権と革マル派労組との利権が手を結び蜜月となって経営に影響力を及ぼしていることである。
労組活動自体は合法的に許されているものであって、それ自体を非難することはできない。
これは創価学会が、法務省、外務省への浸透を重点政策として職場での情報を学会拡張に有利にしうる立場と同様で、だからといってそれを合法の範囲である限り直ちに排除できないのと同様である。 (公務員の守秘義務違反など具体的違法性がなければならない)

なお革マル派は、路線は共産党と殆ど同じとみていい。勢力拡張による市民社会でのヘゲモニーを獲得して政権奪取を試みようとする。
ただ共産党は暴力革命は降ろしているが、革マル派は否定していない点に相違がある。

この「暴力革命」の意味は平沢議員ら右派や洗脳された国民が想像するものではなく、民主党の政権奪取のように選挙による権力掌握ができれば問題ないが、合法的に政権奪取してもそれに対して反対派(政党、団体、右派暴徒)や妨害派(公安、CIA、軍隊等)が銃器を使って妨害する場合は、銃器による抵抗も辞さないという意味である。

ソ連民主化革命で、守旧派KGBや軍官僚が軍事火器を使って鎮圧に乗り出したような場面での民主化推進派の抵抗、それが「暴力革命」だと想像するのが一番近いと思われる。

なお昔知りえた情報なので、関係者が読まれて事実問題に誤認があれば指摘いただいて結構である。あくまで事実問題のみについて。