(若き日の大道寺将司君)
句友大道寺将司君が、今朝逝去いたしました。数年骨肉腫を患いいくたびか危篤状態を不屈の精神力で乗り切ってまいりましたが、とうとう力尽きて、冥界へ旅立ちました。長い死刑囚としての拘禁は彼を一個の聖性へと導き、思想家にして俳人を全うしました。衷心より謹んで哀悼の意を表します。合掌。
(twitterより転載)
なお、葬儀等詳細はわかりません。
確かなことは、塀の外へ出られるのは、棺に入ったときだけである。
死刑制度とはなんという残酷で、非倫理的なものか。
本人の意思は、加害者であれば、密葬にて願いたいということのようであると聞き及んでおります。大道寺君らしい考え方だ。
盛大に、そして天地を濡らす涙で送ってやりたいと思う。
追悼二句
地を踏まず娑婆に帰したりみちおしえ
風死んで狼煙の立つ鬨の声
合掌。