なんやら急遽できた祝日があり、
政府の中学生並みのドタバタ劇があり、
日本のエリート層の劣化を反吐が出るほど見飽きた。
小銃一丁あれば、何事かをせずには心が落ち着かないような日々だ。
もう生きたって10年足らず。
1967年だったか、由比忠之進(漢字いいのか?)さんが焼身自殺したが、きっとこんな心情に陥ったのだろうと思う。
小生は、由比さんのように真面目ではなく、倫理にもとる奴は倒せと思うので、攻撃的である。
小生が、大道寺将司に共感したのもそんなところか。
先日、木村真市議の紹介で、青年S君と友達だという高校生が来て、
二人で書庫の整理をしてくれた。(7月11日日曜日)
引っ越ししたまま倒れたので、書庫予定の部屋は物置小屋になっていた。
もう腰が動かないので、力仕事は人に頼んでいる。
整理しながら、見つけた興味ある本や著者について、彼か感嘆するのでその都度コメントして楽しんだ。
驚いたのは、S青年が、太田昌国さんを大好きで、本は全て持っていると言っていたことだ。
決して分かったふうなことを言わず、いつも未定のまま投げ出してくれるので、誠実だと思うという。
失礼ながら、小生も尊敬している一人だが、北海道人らしい素朴で誠実なところは、天下一品だと思っている。
だがマスコミジャーナリズムでは地味な存在だし、南米に特に関心でもなければ、太田昌国は青年たちには遠くないかと思うのだが、太田さんと私が少なからぬ関係があることを話すと、嬉しそうに眼を見開いていた。
太田さんは大道寺将司のただ一人の接見人で、大道寺は死ぬ直前まで、枕元に置いて読み切って旅立った本が、小生の本だと言うと、信じられない風だった。
実際、S青年は、小生が何者か、あまりしらなかったのだからやむをえまい。
病気をしてから、老人より若者との接触が増えたのは、「病の功名」とでもいうべきか。