コロナ防疫対策で敗北する日本!!

日本のコロナ対策は、やはり「太平洋戦争」と同じだ。
諸外国と比較してみた場合、に限定するが、やはり初戦の勝利から終盤の敗北へと流れていることは明かのようにみえる。
先進国の中では、比較的クラスター対策と水際対策が効を奏した。
イギリス、アメリカ、イタリア、スウェーデンなどが悲惨な死者数を数えているとき、日本の感染者数も死者数もけた違いに少なかった。
ここで、日本人は再び「太平洋戦争」をなぞった。
初戦の勝利で、「日本すごい」キャンペーンがフツフツと湧いて、疫学的観点から現状分析を怠った。
変異ウィルスが来るかもしれないという危機感ではなく、経済を回せとgotoキャンペーンで浮かれた。
先進国は初戦の敗北を必死に総括し、イギリス首相は対策の間違いを謝罪し、スウェーデンも集団免疫作戦を鮮やかに転換した。
そして、ワクチン開発により、免疫共有作戦に活路を見出して、イスラエルが見事に疫学的対策として勝利した。
中国も、実態は定かではないが、徹底したロックダウンと隔離政策、そして今のワクチンによって封じ込めているように見える。
少なくとも、GDP3%維持しているとのことだから、日本を凌いでいることは間違いない。
日本は、どうして危機感が薄く、現状分析に甘く、対策がずさんで、共同体防衛戦略が組めないのだろうか。
GOTOキャンペーンではなく、より厳しい事態を想定して、医療の拡充と防疫システムとマンパワーの準備になぜ向かわなかったのか。
専門家と称する体制側に入り込んでいる、利権医師たちもクラスターしかしらず、市中感染にもクラスター対策方式でこなしてきている。
これが保健所の現場で破綻するや、マスクをしていれば濃厚接触者ではない扱いに切り替え、他府県の濃厚接触者は追跡も連絡もしないという、「あるものををないものに」してしまう日本的知恵を駆使し始めた。ここでも「太平洋戦争」が生かされている。
ワクチン開発なども先進国でできないのは日本だけだろう。
小生はロックダウンを当初から主張していたが、日本人はこぞって私権の制限だと反対した。
左が言えば、何もしたくない政権もしめたとぱかり、適当な法律をつくってお茶を濁している。
左は補償金ばかりを言い、強力な人的往来を止めることには無頓着だった。
相変わらず単純バカののように「反権力」一本やり。
共同体論が希薄なため、近代の国家権力が個人を救済し(もちろん法的漏れはある)、個人を包摂しつつ健全な共同体を維持する調節弁であることが抜けてしまっている。
原理的に、そこをが体質としてもてている国は、日本の左右が国権的国家権力しか見ていない場合と違って、
強力な私権制限と個人補償が、矛盾することなく並立しセットで政策がなされたのである。
いずれにして、初戦で負けても、最終的に勝つという戦略と機動力をもつ「英米先進国」にまたしても後半戦に入って敗北しているように思えてい方がない。
ただ、アメリカに負けて、「民主主義」を手に入れた幸運と同様、ワクチンの副作用を「英米先進国」が実証的に明らかにしてくれたおかげで、左右からでてくる無効論が破綻して、一定の安心感とワクチン期待が高まっていることだ。
国政補選では自公全滅、国民もさすがに菅政権の無能ぶりにきずいたようだが、それ自体は慶賀のいたりだが、はたして政権交代して、本気で共同体防衛論の構築を図ることができるのだろうか。
 
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