新規感染者とワクチン接種率のG7比較-日本の問題点

この上先生の研究所のグラフを見て、どう了解できるだろうか。
眼につくのは、イギリスのワクチン接種による急激な感染抑制であろう。それはアメリカにも言える。
自由主義先進国との比較の限りでいえば、日本は「大したことはない」ということになる。
なのになぜこれほど今になって医療崩壊を起こし、
非常事態宣言というクソの役にもたたない規制法を発して、ズルズルとWITH CLONAを続けていくのか。
深く分析しなくても、現状は、
医療資源が不足している。
ゼロコロナを戦略とせず、強力な短期で収束させる人的交流阻止=ロックダウンを行えていない。
この二つに集約されるだろう。
私たちの社会は原理的に、
私人間闘争を停止し、その平和的共存のために、国家を外化した。つまり個人の自由と人権は国家=法的体系として保障し、その共同体成員が相互承認を破れば、警察権力を起動させる、という基本原理を踏まえている。
従って、法的根拠をもたないまま、警察や、民間人(役人・商店街役員)が見回りしたり、排除したりすることはできない。
しかし、共同体防衛のためには、人権(人命救助)を根拠としていかようにでも、
医療施設の拡充やマンパワー確保はできる。
ダラダラ税金を投入して、飲食店に投与しても、守らない客に何もできないようでは意味がない。
共同体の相互承認を底抜けにする今の政策は、民主主義の誤解だろう。
日本の感染状況からは、
短期ロックダウンと、
病院を仮設でもいいから、大都市圏に二三個つくれば、今のように医療崩壊は起こさずに済んだのではないか。
もちろん私は素人なので、言い足りないことは多々あるが、
そんな風に部屋にじっとこもって嘆いている。
 

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ワクチンと感染者比較(医療ガバナンス研究所)