すごい日本人の美徳ーアホ右翼になりそうだw

夕方図書館から電話がきた。
図書館へ隣町の警察から電話があって、
図書館カードの拾得物を預かっている、あなたのカードですので、警察へ電話してください、という連絡だった。
改めて驚いた。
図書館カードごときで、わざわざ警察へ届けてくれた人がいるのだ。
 私は、カードが見つかったことより、その人の善意に喜び感謝した。
先月バスの中でシマホを落とした時も、降りてからターミナルを出たころ、青年が息せききって追いかけてきて、スマホ落としていませんかと声をかけてくれた。
運転手に渡してありますからと、一緒にとって返して運転手につないでくれたのだ。財布より貴重なスマホが無事還ってきた。
YouYubeでは、日本在住の外人も旅行者も、紛失物が必ず還ってくるー日本は信じられない国だと絶賛している。
私は言われても当たり前のことだと思っていたが、自分の体験が続くとなるほどすごいことだなと改めて感心し、日本人の美徳に心地よくなる。なるほどネトウヨの気持ちも分からないではない。
また外人が言うには、カフェなどで、バッグやスマホをテーブルに置いて席を外しても、決して盗難にあわないと。
これも当たり前だが、世界でそんな国は日本以外にないと、欧米人が口をそろえるのだ。
日本の美徳は維持できるのだろうか。
とうとうドイツは移民を入れすぎて極右政党が第一党に躍り出た。
日本も経済価値からアイデンティティ価値へ政治フェーズが変化し、ニューライトを台頭させたのは欧米諸国と変わらない。
日本会議自民党の主要支持団体となり、自民党がリベラルの宏池会から右翼反動清和会へヘゲモニーが移ったのも90年代である。
彼らは明治の政治体制というより、日本人のアイデンティティへの懐古であり、決して議会制民主主義や立憲政治を否定してはいない。
もちろん、ナショナリティーへの拝跪、排外主義、敵対を過激化させ同胞の分断で囲い込む、強い者に連座して強者を偽装する、こういった傾向は下等右翼の遺伝子として持っている。
行き過ぎた個人主義への右翼反動は、旧来のネオ・ファシズムやネオ・ナチとも違うものだ。
リベラリズムを日本人は曖昧に理解しているが、この間のネオ・リベもリバタリアニズムリベラリズムの系譜だということ。これらが錯綜して共同体の文化アイデンティティを解体していく限り、ニューライトは拡大していくだろう。
コミュニタリアンの私は、「公共的アイデンティティ」を作れないリベラル政治に危機感を持つのである。
もちろん発生原因は理解しつつも、ニューライトは共同体をリベラル(格差拡大によるガバナンス不全)と違った形で(法統治崩壊、差別、個の圧殺、ジェノサイド)、同様崩壊させるものであることは間違いない。
(Facebookより転載)