俳愚人 blog

無名著述家、無名俳人、著書数冊

もう一度くる日本ファシズムのために、気になる問題メモ

共産党は、革命への唯一正しい政党ーでした。
いま革命は綱領から外しましたかね?
しかしそれでは組織戦略はどうなっているのか?
従来のスターリニズムのままであるように、私には見えています。
 共産党は、革命主体形成のため、担い手である大衆を一律教育していく、その道筋は「科学的であるマルクス主義」を共産党が教え込む、というわけです。
これを「外部注入論」と言います。
従って、革命の正義を実現できる共産党に敵対する者は全て反革命トロツキストと侮蔑、排除してもよいこととしてきました。
政党で暴力部隊を編成し、国家権力以外の「反革命大衆」を弾圧排除することを戦略戦術に位置づけてきたのは、唯一共産党だけです。
まあ、自民党は呼応する右翼・暴力団がいますが、裏の顔です。
この2党だけは、市民社会の利害調整を議会政治(言論と立法)ではなく、暴力的(テロ)に解決することを暗黙に肯定しています。
さて、問題は一般原則は言論ー議会での調整ですが、言論と意思決定のクオリティーをあげる議会外活動をどうするか。
❶議会外での暴力的活動は許されるか。許されるとしてどこまで許されるか。
❷国家権力の暴力に対抗する暴力は許される民主主義の原則は、政党が大衆を
 抑制させてよいのか。または共に立ち上がるべきか。
❸民主政の根幹の選挙に対するシニシズム勢力へは、暴力的破壊活動とみなして、
 規制立法化が遅れている現状に鑑みてカウンテーの暴力は是認されるか。
選挙制度への外国工作機関のSNS介入は、国民の分断暴力とみなし、外交的反撃
 または法的規制と必要か。
そして、本気で思い起こす必要があるのは、
❶ドイツにおける、共産党の失敗。
  第一党の社民党へ、「社会ファシズム」論をもって反革命派とし、ナチ党
  と組んで社民党を弱体化させた。
  結果、ナチ党の国会焼き討ち事件を招き、自らが弾圧され、全権委任法
  成立を招いた。
日本共産党は、1969年東大闘争で暴力部隊で新左翼を自公と共謀して、
  日本の大衆運動を潰した。
  (自民、公明、共産ともにゲバルト部隊を編成し機動隊と共
  に襲撃した)
民主党菅直人政権時代、20万人お行儀良い国会包囲デモの折、ミサオレッドウ
 ルフ(現れいわ新選組)リードの下、共産党新左翼・大衆デモを、官憲と共
 謀して規制線突破をはかった学生たちを追いかけまわして機動隊の代行規制し
 た。
 ミサオは、左翼を排除した初めての画期的なデモであったと自賛し、いかがわし
 い勲章をもらった。
 
これらを、総合的に考察して、政党と大衆運動の役割を、もう一度くる日本ファシズムへの対抗策を、具体的に考えておく必要があるのではないか。