中東のコロナ防疫体制は未だに徹底しているー中東からの報告。

ビジネスコンサルタントの知人O.Y氏からの報告を紹介しておきます。

各国ともまだ徹底した防疫体制をとっており、日本の甘さが不安になります。

【新型コロナ予防情報】
アラブ首長国連邦(UAE)ドバイは、今年7月から新型コロナウイルス感染拡大抑制のためのロックダウン(都市封鎖)を解除し、外国人観光客の受け入れを再開し始めましたが、国内に於けるコロナ感染予防対策は日本と比べてかなり厳格に徹底しています。
尚、ドバイを訪れる観光客には、国際健康保険加入、出発前96時間以内のPCR検査の陰性証明書、記載済みの健康診断書の所持が義務付けられていますが、既報の通り、保険に関してはエミレーツ航空を使用した場合、同社は旅先で新型コロナウイルス感染症と診断された場合の医療費および隔離費用、運悪く亡くなった場合の遺体母国送還費用までを負担する世界初の航空会社であるため、ドバイやその他の目的地に関わらず世界中でフライト時に必要とされている新型コロナウイルス感染症関連の保険に加入する必要がありません。(10月31日終了予定)
エミレーツ航空機内では、マスク、ゴム手袋、手指消毒手拭きなどが入った旅行衛生キットが配られます。
※ただし、日本では日本帰国時のPCR検査の実施(陰性確定までの待機)、帰国後14日間の公共交通機関の不使用及び帰国後14日間の指定場所での待機等の検疫措置が実施されています。
ロックダウンの終了と共に外出許可証携行義務の廃止、夜間移動制限や年齢による入場制限などの規制も順次終了し、商業施設は人数制限を行いつつも06:00~23:00の時間帯での営業が再開しましたが、一方では相変わらずマスク不装着に対する罰金は3,000ディラハム(約9万円)とかなり厳しく、ホテル・レストラン、バー、ショッピングモールなど全ての商業施設に入る際はマスク装着は勿論、体温計測,ソーシャルディスタンスを2m以上維持,手の消毒が強制されます。時に、健康チェックフォームへの記入が要求される場合もあります。
また、多くの一流ホテルはロビーに入場できるのは、宿泊あるいはレストランの予約確認書を持つ方のみと制限されています。
観光地も一部時間制限、人数制限を行いながら営業を再開しています。(バージュカリファ、ドバイモール、博物館など)
マスクに関しては、公共では必ず鼻口をカバーするのが前提で、ジュベルジャイス山頂に行った時などでも展望台ではマスク着用を強制されました。
アブダビ首長国への入国にはCOVID-19検査の陰性証明(過去48時間以内)が必要です。
アラブ首長国連邦UAE)国内感染者数:89,540人(うち死者409人)[9月28日時点]
ある日、ラスアルカイマ首長国の最大モール、マナーモールでは、保健省が市民に対して無料PCR検査をオープンスペースでやっていて、勧誘されたのですが市民IDを持っていないと言ったら日本のパスポートでも良いと寛大な事を言ってくれたのにもかかわらず生憎パスポートを携行していなくて残念な事をしました。
ウォルドフ・アストリアでは、ロイヤルファミリー象徴のナンバープレートのテスラに乗っている王子ですら、入り口ゲートでは検温とレストラン予約の確認をされていました。