医療機関の崩壊問題は、実はコロナであっという間に顕在化しただけなのだ。
娘の一人が皮膚科の医師であるが、
県庁所在地の県内最大の医療センターに勤務していたが、
毎晩深夜24時まで勤務する過酷さから、軽度の
うつ病を発症し、起き上がれなくなった。
結局辞めざるを得なくなったのだが、娘一人が辞めたことで、県内最高
医療機関の皮膚科は、あっという間に崩壊し、閉鎖に追い込まれた。
後任医師がみつからないのである。
何度も、娘は県の役人に異常勤務を訴えても、打開してくれなかった。
これは二年前の話である。
地方都市ほど、
医療機関の
脆弱性は、われわれが思っている以上に貧弱なことがわかる。