以下の記事は、下段が10月3日、上段が10月4日です。
このジャニーズ事務所の男色強姦魔事件にあまり興味はなかった。
というより、外国メディアに突っつかれて騒ぎ出す日本のメディアのいつものバカバカしさ、この程度の性犯罪より、未だに障害者や精神病者の人権侵害に見向きもしない日本人が、芸能のフワフワした世界に起こったがゆえにファッション的かつファッショ的な様相を程したからである。
しかしここにきて、日本の権力の一角を支える芸能メディアが露わもない醜態をさらけ出して、日本の眼に見えにくい権力構造の一端をかいま見せていることは、放置できぬと思い始めている。
ジャニーズ事務所の記者会見で、ゆゆしきメディア統制をしていたことが明らかになった。なんと記者の顔写真入りで、質問NG排除特定リストをしていたわけだから、とんでもない話でしょう。しかも会場に、会見運営会社が持ち込んで、NHKのカメラがしっかりとらえていたのだから、言い逃れはできないだろう。私は、井ノ原が、偉そうにルールを守れと言った時に、拍手をした記者・報道社を全部晒せと言っている。彼らこそが、今回の男色強姦魔の隠蔽ばかりか、権力やエリートたちー取材対象との密約によって、事の真実を隠蔽や捏造を図ってきた犯人であり、メディア権力を作ってきた元凶なのだから。しっかり、国民側も特定しておく必要があるだろう。@ToshihikoOgata最初は当然質問が当たるだろうと思って、黙って手を挙げていました。が、ジャニーズ事務所と司会者側の最前列の私たちを当てないという意思が、会見が進むにつれて明白になりました。途中から、会場で声を上げざるを得ませんでした。ジャニーズ事務所が今日行った会見https://youtube.com/live/jfMqNazPRuMは、こうした世界や日本の会見のルールとは全く違い、私たちArc Timesをとにかく当てない「八百長会見」でした。井ノ原氏は、「大人はルールを守って」という趣旨のことを言いました、しかし、そもそも八百長といっていい「ルール」を敷いていたジャニーズ事務所こそが、日本や世界の会見のルールを守っていないと思います。私はオバマ大統領会見やスペースXのイーロン・マスクCEOの会見など世界各地で信頼を得て質問してきましたし、「ルールを守れ」などと言われたことはありません。むしろ海外では、質問させるべきだ、と他の記者が加勢してくれるのが常です。カメラマンが私をヤジりながら、レンズを私に向けたので、私も彼らを動画におさめました。今日あったのは、1950年代から、少なくて数百人、2週間前に開いた補償窓口にすでに400人超が問い合わせていることを考えれば、おそらく数千人の子供たちへの性加害を容認してきた企業の記者会見です。これは、米国のジェフリー・エプスタイン事件やハービー・ワインスタイル事件よりおぞましい、戦後史に残る、世界でも最悪といっていい性加害事件です。その場で、新社長や新副社長に説明責任を求める私たちの質問から、ジャニーズ事務所は徹底して逃げようとしました。東山氏は私の質問に少しだけ答えましたが、マイクを持った質問はさせてもらえませんでした。そしてその状況を、社会の公器である、記者やカメラマンたちが、性加害問題を解明しようとは全くせずに、逃げるジャニーズ事務所に同調して私たちに匿名でヤジを浴びせ、ジャニーズ側に同調して拍手までしている。今日の会見で性加害問題を数十年隠蔽してきたジャニーズ事務所の体質が全く変わっていないことが露呈しました。そして共犯であるテレビ・新聞が、追及しようとする記者たちに怒号を浴びせる、おぞましい姿を目の当たりにしました。