ジャニーズ事務所(新・スマイル‐アップ)記者会見ーメディアによる日本権力構造の露呈

以下の記事は、下段が10月3日、上段が10月4日です。
このジャニーズ事務所の男色強姦魔事件にあまり興味はなかった。
というより、外国メディアに突っつかれて騒ぎ出す日本のメディアのいつものバカバカしさ、この程度の性犯罪より、未だに障害者や精神病者の人権侵害に見向きもしない日本人が、芸能のフワフワした世界に起こったがゆえにファッション的かつファッショ的な様相を程したからである。
しかしここにきて、日本の権力の一角を支える芸能メディアが露わもない醜態をさらけ出して、日本の眼に見えにくい権力構造の一端をかいま見せていることは、放置できぬと思い始めている。
ジャニーズ事務所の記者会見で、ゆゆしきメディア統制をしていたことが明らかになった。
昨日元朝日の尾形君が指摘したジャニーズ事務所トーンポリシングの疑いが、まさに透明性ある企業に転換しようとする企業によって行われていたことがすっぱ抜かれました。
なんと記者の顔写真入りで、質問NG排除特定リストをしていたわけだから、とんでもない話でしょう。
しかも会場に、会見運営会社が持ち込んで、NHKのカメラがしっかりとらえていたのだから、言い逃れはできないだろう。
 しかし、夜8時過ぎのジャニーズ事務所の回答が、誰も知らなかった、委託の運営会社が勝手にやったことで、謝罪を要求していると発表。事前会議で、井ノ原がNGと書いてある表を見たので運営会社に質問すると、質問外し対象者だと説明があったので、それはダメだ全員にさせるようにと注意したんだと。しかも運営会社は、外資なので本国の本社に判断を仰いでおりしばらく時間がかかる、と言われているのだとこちらも被害者だと言わんばかりである。しかも事前に井ノ原がそのような指摘をしているなら、全員知らなかったというのは言い訳に過ぎないということだ。
私は、井ノ原が、偉そうにルールを守れと言った時に、拍手をした記者・報道社を全部晒せと言っている。
彼らこそが、今回の男色強姦魔の隠蔽ばかりか、権力やエリートたちー取材対象との密約によって、事の真実を隠蔽や捏造を図ってきた犯人であり、メディア権力を作ってきた元凶なのだから。
しっかり、国民側も特定しておく必要があるだろう。
 
すべてのリアクション:本恵元朝日の緒方君のtwitterの転載です。元朝日の緒方君のツイッター転載せす。 *Toshi Ogata (尾形 聡彦)
元朝日の尾形君のツイッターの転載です。
@ToshihikoOgata
ジャニーズ事務所の会見。最前列の真ん中に座って、ずっと手を挙げ続けた私と望月さんを絶対に当てないことを事前に決めていたとしか思えない会見で、失望し、憤りを覚えました。井ノ原氏は「ルールを守って」と私に言い、隣の芸能レポーターたちは拍手していました。しかし、厳しい質問をするであろう私と望月さんを絶対に当てない、という八百長のような不正なルールを容認するわけにはいきません。
 最初は当然質問が当たるだろうと思って、黙って手を挙げていました。が、ジャニーズ事務所と司会者側の最前列の私たちを当てないという意思が、会見が進むにつれて明白になりました。途中から、会場で声を上げざるを得ませんでした。
米国など主要国の普通の記者会見は最前列の人たちから順々に当たっていくのが常です。それは、私が出てきたトランプ大統領会見や、オバマ大統領会見でもそうですし、安倍元首相ら日本の会見もそうでした。芸能リポーターたちの芸能人の囲みの会見でも一番前にいる人たちがまず質問します。今回の会見は、芸能リポーターがタレントを二重か三重で囲んでいる会見で、その輪から遠く離れた部屋の向こう側にいる人をわざわざ探して当てているような、不自然極まりないものでした。
ジャニーズ事務所が今日行った会見https://youtube.com/live/jfMqNazPRuMは、こうした世界や日本の会見のルールとは全く違い、私たちArc Timesをとにかく当てない「八百長会見」でした。井ノ原氏は、「大人はルールを守って」という趣旨のことを言いました、しかし、そもそも八百長といっていい「ルール」を敷いていたジャニーズ事務所こそが、日本や世界の会見のルールを守っていないと思います。私はオバマ大統領会見やスペースXのイーロン・マスクCEOの会見など世界各地で信頼を得て質問してきましたし、「ルールを守れ」などと言われたことはありません。むしろ海外では、質問させるべきだ、と他の記者が加勢してくれるのが常です。
最前列にいる記者は質問するためにかなり早い時間に来て待っています。私たちは今日、受付の1時間以上前から並んで待って最前列に座りました。最前列は、記者の意欲の表れです。だから、トランプ大統領でも、イーロン・マスク氏でも、安倍元首相でも、近くにいる記者から質問を当てていました。その世界や日本の普通の会見と比べて、今日の会見は異常でした。あそこまで、私たちからの質問から逃げるジャニーズ事務所は、一体何を怖がっているのでしょうか。性加害問題で、説明責任を逃げずに果たすつもりはないのでしょうか。
驚いたのは、真面目に質問しようとする私たちに対する、テレビや新聞の大手メディアのスチールカメラマンやビデオカメラマンたち、芸能リポーターたちからのヤジでした。不正な「ルール」であってもジャニーズ事務所の意向に従え、と言う彼ら彼女らの忖度と共犯性が、ジャニー喜多川氏の性加害を50年にわたって続けさせてきた原動力であり、その共犯関係がいまも根強く続いていることを思い知りました。
カメラマンが私をヤジりながら、レンズを私に向けたので、私も彼らを動画におさめました。
多くのメディアが、私や望月さんを批判する記事を書くでしょう。私は彼らに問いたいと思います。あなたは、八百長を強要するルールを守れと言うのか。そして、あなたたちはジャニー喜多川氏の数十年に及ぶ性加害のなかで、何をしてきたのか。メディア人としての悔恨や怒り、責任感は全くないのか、と。
今日あったのは、1950年代から、少なくて数百人、2週間前に開いた補償窓口にすでに400人超が問い合わせていることを考えれば、おそらく数千人の子供たちへの性加害を容認してきた企業の記者会見です。これは、米国のジェフリー・エプスタイン事件やハービー・ワインスタイル事件よりおぞましい、戦後史に残る、世界でも最悪といっていい性加害事件です。
その場で、新社長や新副社長に説明責任を求める私たちの質問から、ジャニーズ事務所は徹底して逃げようとしました。東山氏は私の質問に少しだけ答えましたが、マイクを持った質問はさせてもらえませんでした。
そしてその状況を、社会の公器である、記者やカメラマンたちが、性加害問題を解明しようとは全くせずに、逃げるジャニーズ事務所に同調して私たちに匿名でヤジを浴びせ、ジャニーズ側に同調して拍手までしている。
今日の会見で性加害問題を数十年隠蔽してきたジャニーズ事務所の体質が全く変わっていないことが露呈しました。そして共犯であるテレビ・新聞が、追及しようとする記者たちに怒号を浴びせる、おぞましい姿を目の当たりにしました。
この問題は全く終わっておらず、むしろ解明が始まったばかりであり、ジャニーズ事務所やそれを取り巻くメディアが必死の隠蔽を続けようとしているのだ、ということを体感しました。それは多くの方に伝わったと思います。
最終更新
午後6:24 · 2023年10月2日
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