鳩山代表故人献金問題はどうでもいいことだ。

鳩山代表は辞めずに頑張ればいいでしよう。
その程度のことは、自民党議員には許してきたし黙認してきたのだから。


西松献金事件の折の二階、与謝野大臣の追及を途中でやめてもみ消した自民党にもバカメディアにも、わたしたちはニコニコ黙って許しました。


二階大臣の虚偽記載を検察が追及を見事に打ち切った理由は、自民党の中枢でインテリジェンスを任務としている「二階堂ドットコム」さんによれば、人権法案を通す折二階先生には大層お世話になったから、との理由だつたらしいですから。

民主党だって政権とれば、鳩山代表の子供だましのような手口は、ひとこと「あほ、しっかりしいや」でスルーできるわけですからね。


それにしても、鳩山代表はバカじゃないか?それとも支援者の数を誇示したくて見得をはったのか?
自分の金持ってるんだから、もっとうまくおやりなさい。
民主党に対する不安は唯一、こういう稚拙さですね。自民党のように悪事は堂々と尻尾つかまれない手口を駆使しないとだめです。


あるいは、自民党議員の素行チェックを徹底的に暴きだすインテリジェンス部隊を暗躍させなければなりません。
権力を奪うということの重みを、どうもわかっていないようで、やはり小沢さん抜きでは、途端に民主党は「生徒会」に陥ってしまいます。


民主党の若手はこの件に臆せずガンガンいったらいい。第三者委員会なんかどうでもいいでしょう。自民党がやってきたようなことを、手口が稚拙ですいません、反省します、次は自民党にまけないように上手くもみ消します、でいいんじゃないでしょうか。


わたしたちは、こんなことどうでもいいのですよ。
「黒い猫でも、白い猫でも鼠を捕る猫はいい猫だ」ということですよ。
このひどい生活文化格差、老人廃棄、若年差別化、などを改めてくれるなら、自民党を許してきた程度には我慢しますからね。


そして国民は、自分が政治献金なんか一度もしたこともないくせに、政治家の献金不祥事を偉そうに言うなということです。
国民ができないことを、法律にしてしまっているため、政治家はあの手この手で偽装するわけですから。


以前三上治さんの論考を掲載しましたが、「金権政治」などという言葉の流通だけを普及させて、実体は一向に個人献金の政治風土が定着しない。
それは、国民が政治家から何かを下賜されるものだという近代以前の政治認識に留まり、身銭をきって政治参画する近代政治に届かない体質の結果である、と指摘していましたね。


だから、国民にも責任の一旦はあるわけで、自民党のようにうやむやでいいじゃないですか。

もう一度三上治さんの卓越した論考を読んでみましょう。
  ↓

三上治氏からの立花隆とメディア批判−政治資金をめぐって」
http://d.hatena.ne.jp/mochizukishikou/20090520/1242822873