■放射性物質等除去技術があった!--小沢一郎の矜持とともに…。

ブログ「加州草紙」のmappl氏が、平野貞夫氏(メルマガ)が伝える小沢一郎の政治家としての矜持を採り上げている。mappl氏には資料のご送付をいただき御礼申し上げたい。

放射性物質等の防御について小沢一郎氏の見識)

 多くの国民から大震災対策の中心になって活動するように期
待されている小沢一郎氏は、3月19日(土)の菅首相民主党
代表経験者の会談で、「何でも言ってくれ。何でもやるから・・・・」と、故郷東北への想いを伝えた。菅政権も民主党執行部も、それに応じるつもりは小指の先ほどもないようだ。挙国体制で守るべき国家の危機に、挙党体制も作れないまま政治は漂流している。そんな中で、小沢氏の見識を示すエピソードがあった。

 3月29日(火)午前、私の友人である板橋区役所ホタル飼育施設の安倍宣男理学博士から電話があった。ホタルを飼育するために、汚染された水質の改善技術で有名な人物である。
 「放射性ヨウ素放射性セシウムの数値が高くなる水道水を、70%削減できる発明ができた。蛍の飼育を参考にして、ナノ銀坦持石と骨炭などの組み合わせだ。これを小沢先生の名で世の中に知らせて欲しい」という話だった。平成19年6月、民主党代表のとき、小沢氏がホタル飼育施設を訪問して以来の交友であ
る。
 早速小沢氏に伝えると、「大災害の中で、国民のためになるものを、政治家のパフォーマンスに使うものではない。平野さんから実務的に専門の関係機関に伝え、しかるべき機関にオーソライズしてもらい、国民のために役立つようにしてやって欲しい」ということであった。こんな場合、菅首相ならふたつ返事で飛びついてきたはずである。パフォーマンスが政治だ、と思っている政治家が圧倒的に多いわが国で、小沢氏の見識はさすがであると、改めての思いである。
(平野貞夫メルマガ「日本一新」第48号より)

小沢の対応は当然のことといえば当然であるのだが、菅や仙石や枝野などの権力をおもちゃのように弄びはしゃぐ姿を見続けてくると、さすがに小沢一郎だと感服してしまう。

国難にあたってさえも、民主党は小沢派を欠いた片肺飛行を続け、地方にただでさえ弱い旧民主党議員だけで対応しようとしている。
素人がみても地方はやはり全国行脚してきた東北水沢出身の小沢だろう。

ツイッターでは現場が回っていないという情報が飛び交わっているが、初めてのことで止むをえないにしても、何故片肺で同じ党の議員を遊ばして、野党にばかり秋波を送るのかよくわからない。

菅総理国難認識の国は民ではなく、菅政権のことをいっているように聞こえてしまうのだ。枝野官房長官の記者会見をみていたおばちゃんが、このひとなんか嬉しそう、といったのは妙にガテンがいったものだ。政治的行為の積み重ねの中に、意識のありどころが自ずから透けて見えてしまうものだ。

さて、この平野氏の紹介している安倍宣男理学博士の発明した放射能ヨウ素等除去方法について、早速漫画家の牧村しのぶ女史がブログ(http://d.hatena.ne.jp/pinsuke/20110405/1301934288)に紹介している。

牧村女史は博士から許可を得て詳細の説明をしているが、直接「板橋区ホタル生態環境館」のHP(http://hotaruabe.blog72.fc2.com/blog-entry-79.html)をたどってみる。

簡単な説明がされているが、要はホタルの成育の条件であるきれいな水を確保するために安倍博士が自然に存在する盧材を使って再現した電気も圧力も不要なろ過システムなのだ。

放射性ヨウ素を取り除く簡易ろ過器の仕組みはこうだ。
人間ぐらいの大型のポリタンクに上から水を入れる、
動物性活性炭(骨炭)→ナノ銀担持白御影石→多機能バイオ用土(ミネラル補給)→動物性活性炭(骨炭)を通ってきれいな真水になるという極めてシンプルなものだ。

ヨウ素だけでなく、病原性大腸菌も除去されるというから乳幼児向けにはうってつけなのだ。

かつて小沢一郎がこの板橋区のホタル館を訪れてから安倍博士が小沢にほれ込み親交があったということのようである。

盧材や専門的な化学知識はないので、詳しく知りたいひとは直接「板橋区ホタル生態環境館」のHP(http://hotaruabe.blog72.fc2.com/blog-entry-79.html)」に問い合わせを入れてみるといいだろう。

不安な日々が続く最中に、小沢のすばらしい対応と放射性ヨウ素除去技術の存在を知り、いくらかホッとすることができた。