ロルカ詩祭20周年。

1936年8月19日に、フェデリコ・ガルシア・ロルカファシストフランコ軍によって殺害された。
従って昨日8月19日はロルカの命日であった。
神戸の詩人たちが、阪神淡路大震災の年から犠牲者の鎮魂と復興を願って、ロルカの追悼とともに始めた。
スペインでは、ファシストフランコ政権は驚くことに1975年まで続き、その間ロルカの詩は一度しか発行されず、ロルカの研究は制約されていた。
筆者は、フランコ将軍が死んでまもなくのスペインを訪れた。
マドリッドのいたるところに民主化運動の落書がみられたが、人々は去勢されて長く、おおむねおとなしく従順であった。
残念ながら筆者はそのころロルカを知らず、ゆかりの地を訪れることはしていない。

そんな経過からファシストに殺害されたロルカは、スペイン以外の国で知名度は高く研究がなされた。
存命であればノーベル賞を受賞していたともいわれている。
今は故郷グラナダ空港は、ロルカの名が冠せられてスペインの国民に愛されている。


ロルカの詩を歌うゲルブン・アル・リシャット楽団。
楽器は北アフリカ民族楽器。


マルケス著『百年の孤独』の訳者皷直先生の朗読。
於「カルメン