玉城新沖縄県知事誕生!! 沖縄の民主主義の強度を讃える、素晴らしい!!

自由党玉城デニー氏が、佐喜真自公推薦の右翼陣営に8万票差もつけて勝利。

沖縄県民の民主主義の強度は、ヤマトンチューよりはるかに強い。

自分達の生活に逃げずに、冷笑もせず、目先の損得だけでもなく、現在と未来を複眼的に見ながら考える癖が、長年の抑圧の中から血肉化されている結果だと思える。

みごとな県民の判断には敬意を表したい。

玉城氏は、出生から生い立ちをみれば、まさに沖縄の歴史そのものであり、沖縄の日本国の戦争とそれに続いた戦後の「占領の戦時体制」の苦悩を一杯抱えつつ、気丈に明るく生きている人だ。

自由党の幹事長をされていたが、残念ながら大阪へはあまり来られなかったので、親しく話をしたことはない。
小沢氏と森ゆうこ氏が来ることが多かったためだが、その裏表のない明朗な性格はよく知られている。
きっと県民と、正面から向き合い、政府の法律と民意違反を糺してくれることでしょう。

今回29日の沖縄便が欠航したため、30日投票日取材と、玉城氏との祝賀のハグをしたかったのだが、叶わなかった。
残念ではあったが、今月中には訪問して、祝言を届けたい。

沖縄の誌人俳人とも、新たな出会いがあり、会う約束がかなうだう。

次号『奔』は沖縄特集を組んでいる。かなりの書き手を用意している。
沖縄の若い俳人詩人も寄稿を約束してくれた。わくわくしてくる。

なお玉城氏が衆院議員を抜けたことで自由党衆院会派が組めなくなったため、
日吉雄太議員が、立憲民主党を抜けて自由党に復党する。
日吉氏は、小沢一郎の力をまだまだ必要としているため、決断をしたと述べている。
日吉氏は、わが故郷静岡7区から立憲民主党比例区で2017年当選。
本業は公認会計士である。

併せて、日吉雄太議員の国会活動の支援をお願いした。

さて、玉城沖縄県政は安倍内閣よりさまざまな抑圧と潰しをかけられるだろう。
彼等の事だ、今回の選挙同様デマと謀略と金で汚い手も使うだろう。

本土のわたしたちは、玉城県政と民意を守る義務がある。
基地問題は、日本政府と米国の条約であるからであり、沖縄に基地負担を押し付け、アメリカの「戦場」を日本の平和と護憲のために本土人は内在化を怠り、戦後の戦争を護憲の美名で沖縄県民に押し付けてきた。

本土の平和・護憲運動は、沖縄の「戦場」を視野におかず、本土政府とコップのなかで争い、沖縄を踏み台にしてきた。

9条があったから平和が守られた、という神話は、沖縄県民にはまったく通じない。その間に沖縄は核、弾薬、兵士、戦闘機艦船の軍事要塞として戦争をしてきたのである。
なによりも、米兵の乱行と婦女子強姦が頻発したのである。

沖縄には、憲法9条は存在しなかったのである。
返還後も、自衛隊は存在し、沖縄には米軍と日本軍が日米軍事同盟のがんじがらめのなかにあって、それは憲法の上位に位置する国際条約であるためだ。
憲法9条に関する限り、護憲派ますます現実と乖離しながら、現状保守の側へ改憲されようとしている。

沖縄は、日本の戦後民主主義の根本的矛盾を解きほぐす鍵であるのだ。