木村隆二は川西市からまざわざ和歌山まで遠征してきていたのか。
志は立派であるが、山上に続くには適確に発煙筒でもいいが岸田総理に当てなければいけなかった。
或いは、煙幕が張られたときに、刺殺するつもりだったのか。
発表では刃物はもっていなかったようだ。
テロには程遠い。
それを暴力はいけない、とまたまた野党・知識人・マスコミまで大合唱だ。
犯人が狙ったのは、安倍、岸田と極右政治家に対してであり、いかに今の政治・世相が右側にぶれすぎているかを物語っている。
青年たちが、この不安定化する左右政治勢力に絶望し、個人の行為に追い込まれてしまっているか、とくと大人たちは反省すべきだ。
私は痛切に反省する。
この世界は「自動的に」もっと良くなっていくだろうと無意識に思い込みがあった。
この世界に対して、根底的な、原理的思考が必要だと痛感する。
いままでの、戦後左翼言説の一切を疑うことからはじめなければ切り抜けられないだろう。
(Facebookより転載)
【追記】
2023.4.17時点で分ってきたことは、
投擲し、もう一本もっていたのは、発煙筒ではなく弱い手製爆弾だあったとのこと。
また、鞄にナイフが一本入っていたようだ。
こうなるとテロ未遂といっていい。
「週刊現代」の簡単な記事によれば、木村隆二は高校中退、家庭は荒れていて家族とも近所づきあいはほとんどないようだった。わずかに最近母親と荒れ放題の庭の手入れをする姿がみられ、母親とは仲が良かったようだ。
父親は姿を消して、どうも家を出ていったのではないのかと近所の噂。
この父親は、株投資にズブズブにのめりこんでいて、上手くいかない場合は家族にあたり、深夜でも大声で子供をしかりつける声が近所中ひびいていとのこと。
中学から性格は暗くなり、存在は薄かった、クラスメイトも誰も記憶がないほど。
父親の家族への振る舞いのせいか、家族はこわばった笑顔のない家族だったようだ。
ここからは、私の憶測となるが、
株で家庭崩壊した隆二は、株を若者たちに夢の投資として政策を打ち上げた岸田総理を知った。
しかしその株で父親は滅び、家族は崩壊した。
隆二のまじめで優しい性格から、母親を救済するためには、こんな邪悪な株を推奨する総理大臣は思春期の正義感から許せないと思った可能性がある。
また山上徹とマスクの顔はよく似ているではないか!
隆二は弁護士がくるまでは黙秘すると立派な完全黙秘を貫いている。立派な態度だ。
大事なことは、青年が閉塞時代に個人で対峙している痛ましい姿だ。
何よりも大人たちが、青年と連帯し、活力ある政治闘争や議会外闘争へ導くことができていないことだ。
青年が次々にテロを起こすが、相手が右翼政治家ばかりだということに、留意することが必要であろう。