結局飯田哲也氏を潰したのか?橋下市長よ!

橋下市政のイネルギー政策顧問飯田哲也氏が、山口県知事選挙に出馬という噂が出回っている。真偽のほどは直接の報道に接していないので、ネットの噂として受け止めいてるが、脱原発問題を見据えるとき気になる話だ。

4月12日のこの日記(http://d.hatena.ne.jp/haigujin/20120412/1334242029)で、橋下の脱原発を支持するが、一抹の不安が付きまとうと書いた。

所詮橋下のブロフにすぎず、土壇場でまたうっちゃりをくうのではないか、この男の落ち着いた地道な政策実施より、パフォーマンスとイデオロギー支配が目的である限り、財界と結託する可能性は十分あると指摘した。

紆余曲折はあったとして、結果的に予測通り途中で投げ出し、自党派のパフォーマンス効果を優先して「大飯原発再稼働容認」を行った。

その限りではやっぱりな、所詮本気で既得権益層などと政治生命をかけて闘う気などはさらさらないことが明確になったにすぎないが、問題は飯田氏などの脱原発論を思想としてきた識者の命である。

わたしは、橋下が飯田氏を潰さないようにツイッターなどで発言してきた。橋下の本気度を知っていたから、東京や地方にいて、マスコミの虚像に橋下を見間違った人たちが、橋下にすり寄って潰される被害を心配していた。騙される方も似たり寄ったりだという言い方もできるが、しかし真面目な人がみすみす泥にまみれて路頭に迷うこともない。

橋下が同志として処遇するとすれば、自分にひれ伏し、イデオロギーを共有する権威主義的な人格タイプに限られるだろう。
少しでも、まともな学的認識にたって思考し発言するような配慮のいきわたった人格には情け容赦なく排除し踏み潰すだろう。

飯田哲也氏が顧問に就任したとき、いぶかり、どう見ても橋下に仕えても、橋下が飯田氏を本当に生かすことはないのではないかと心配したものだ。
この噂が嘘であり、飯田氏が関電の解体と発想電分離による新電力供給体制に貢献していただきたいと改めて望むものである。

そのために橋下も松井も、飯田氏の活動の環境づくりを最大限努力すべきだ。
それがひとを招聘したときの礼儀であることをわきまえておくべきである。