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普天間移設「極力県外に」=鳩山首相
(時事通信社 - 03月26日 17:03)
鳩山由紀夫首相は26日午後の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に関し、「極力、鳩山としては、県外に移設させる道筋を考えたい」と強調した。
移設案を公表するかどうかについては、「秘密性が守られなければ、うまく交渉が進められない」としながらも、「国民にも理解をいただかなければならない事案だけに、ある一定の時に公表する」と述べた。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1154927&media_id=4
なかなか気持ちとしては見上げたものだ。
しかし、鳩山総理は政治家、しかも総理ということと私人の発言の区別がついていない人だから困る。
本来は検討プロセスの最中に言うべきではない。
最終決断をするひとが、市井のオヤジが呑んだ拍子に願望をムニャムニャ言う場合とは違うだろう。
こういう発言スタイルを続けていると、政治的決断が願望と違った場合それはブレたとか、結局できなかったという評価を引き寄せてしまう。
鳩山総理が権力や組織の切り盛りに小沢と違って不慣れであることを露呈している。
個別法案をみれば、不完全ながらセーフティネットへの配慮は一定程度できてきているのに、こういう素振りを繰り返すと付け込もうと狙っている政敵には格好の餌食になる。
その点確かに小泉純一郎は、頭はカラッポ、官僚に丸投げ政治に終始しながらも、知識も思考力もない結果、結論のみワンフレーズで言うしかないから、結果的にはからずも強いリーダーシップを演出できた。
小泉が返答に窮すると、よく開き直ったが、ものを考えていないからそういう自己防衛しかできないのだ。
イラク戦争の質問で、「どこが安全かわたしに解る訳がない」とか「自衛隊がいくところが安全地帯だ」などムチャクチャな返答をしても、国会答弁として妥当かの検証をしようにもお粗末過ぎて二の句が継げなくなってしまう。
しかし、B層にはその啖呵を切る所作はヤクザの親分のごとき姿として強いリーダーシップを印象づけた。
それに引き換え鳩山総理は、昨日の演説でも、至らないわたしだが辛抱強く見守って欲しいだとか、なにか国民にすがるような発言が目立ってきた。
鳩山総理はどうも精神的に追い込まれているのではないか?
どうせ自民党に60年も騙されてきた国民だ。
小泉のように、結論だけをぶっきらぼうに一言いって済ませれば拍手喝采だろうに。
所詮メディアがこいつは悪人だと名指しすれば簡単に洗脳される国民である。そんなB層にはいちいち自分の願望やつぶやきを晒す必要はない。
特にイジメが好きで、他人への思いやりや、社会の公平さなどを嫌う昨今の勝ち組負け組に拘る若者どもに、「友愛」などといっても始まらない話だということも頭の隅に置いておくべきだ。
とにかく国民は強権的に命令されるのが好きだし、政治家が「施してくれる」のが政治だし、税金は「取られる」ものだし、そういう政治が好きなのが日本の国民性で、大多数のB層を形成している。
鳩山総理の理想主義は、所詮絵に描いた餅になったほうが国民は安心するのでしょう。不平不満を言い続け、幸せ感など持ちたくなくて、福祉は欲しいが税金は払いたくない、矛盾だらけが好きな、いってみればクソ壷が好きな国民なのです。
鳩山総理はあまりにもB層と言うものを知らなさ過ぎる。
あなたのような金持ちで気高い心と人柄の良さをもっているノーテンキな国民は、あなたと奥さんの幸さんとその他二三人ぐらいだと知っておくべきだ。
明日からムニャムニャ願望を呟くのはお止めください。それが身のためです。