忘備録

ゆでガエルの日本人へ、時代は変わったのだー「アンダークラス」の苦難

日本社会の構造変化が全く認識できていないゆでガエル日本人ー中でも高度成長期に身体だけ動かせば様になった方式で乗り切ってきた老人たちが、変質した日本の自画像から眼をそむけ、解決に向けたプランニングを阻害している。今になって頭が鍛えられていな…

エマニュエル・トッドが語るー自由貿易が民主主義を滅ぼす(忘備録)

自由貿易は民主主義を滅ぼす エマニュエル・トッドが訴える保護貿易 World Now 2019.04.14 https://globe.asahi.com/article/12288436 ――米中貿易摩擦をどう見ていますか。 「二つの仮説を立てています。ひとつは経済的な面ですが、米国でとりわけグローバリ…

Literaの秀逸論稿「『新元号』でマスコミが報道しない元号のイデオロギー的本質! 元号強制は日本会議前身団体の圧力の結果だった」

この改元セレモニーのバカ騒ぎはなんなのか。 あたかも「自然」のように、極右組織が仕掛け、連動する支配層の仕掛けた極めて危険なイデオロギー運動なのだが、国民は過去の戦争を「自然」現象のごとく受け入れたと同様に思考停止している。 とうとう、テレ…

NHKの良心たちを支援しようー週刊ポスト『NHK組織大改変で“反権力”職員72名が提出した反論意見書』そのまま転載!!

週刊ポストのスクープである。 同じメディアに携わる者たちが、安倍政権下で進行した「安倍自民党独裁電子台」化と今回の良心的職員の駆逐を、憂慮している点で、重要な記事であり、視聴者はNHK会長への抗議の声を上げることが大事だろう。 「安倍一強」…

福田和也著『近代の俳人VOL4-鈴木六林男』-忘備録

福田和也がわが師鈴木六林男に言及している。兜太を取り上げる軽薄な文学者はいるが、六林男を取り上げる識者は少ない。面白いのは、六林男の俳句に魅せられるのは、兜太のようないわゆる進歩派のみならず、保守派からも評価されるところである。保守派とい…

日本だけ危ない、ネオニコチノイドが野放し!!

ネオニコチノイド系殺虫剤は、各国において一般家庭のガーデニング用から農業用、シロアリ駆除、ペットのシラミ・ノミ取り、ゴキブリ駆除、スプレー殺虫剤、新築住宅の化学建材など広範囲に使用されている。 天然物であるニコチン、ニコチノイドは古くから殺…

白井聡『終戦73年…いまだ「支配の否認」から解放されない日本人』

先日は白井聡さんとお会いした。 ちょうど著書の『菊と星条旗』を読んでいた最中なので、その解説をしていただいた。少人数の集まりだったので、質問もできたし、彼の日頃の想い飛び出して面白かった。壇上から読売のナベツネを褒めたのは白井さんくらいのも…

大阪地震被災者のみなさま、ご無事でしょうか? わたしは無事です

昨夜、24:00に就寝、なにかいやに蒸し暑かった。 明日は雨かな…と独りごと。今朝はうつらうつらしていると、わさわさ、ガタガタ、グワングワンと大揺れになって飛び起きた。 オッこれは本格的に倒壊するな、と思った瞬間押入れのヘルメットを掴んで被ってい…

「明治150年」の読み直し―津田左右吉の維新観を手掛かりにして(子安宣邦教授講義より)

子安宣邦先生の講義。(2017.4.22) 明治150年の年に維新論の見直し。 津田左右吉「明治憲法の成立まで」を手掛かりに。(A) 1.津田は、薩長のクーデターとみている。徳川の政権返上後も、慶喜中心の公儀政体派が多かった。ために西郷らは謀略的工作をもって幕…

詩語はなぜ難しくなりがちなのか―添田馨

詩人の添田馨氏がある人の質問に返した説明です。 簡潔にして平易な説明ですので、忘備録に入れさせていただきます。 コメントありがとうございます。お問いかけの内容にうまく答えられるか不安ですが、いま自分が言える範囲でご回答させて頂きます。あくま…

「俳句弾圧不忘の碑」除幕式

「俳句弾圧不忘の碑」除幕式 1940年(昭和十五年)二月十四日から1943年(昭和十八年)十二月六日まで、当時の戦争・軍国主義を批判・風刺した俳句や反体制的な作品を作ったとして、少なくとも計四十四人の俳人が治安維持法容疑で検挙され、うち十三人が懲役刑を…

第6回尹東柱追悼詩祭(2018年)

第6回尹東柱追悼詩祭(企画・司会大橋愛由等氏) 於同志社大学今出川キャンパス今回は新たな参加者も加わり、韓国からも参加があり楽しい祭となりました。 全て何らかの表現者ですので、各人が作品朗読や演奏を行いました。 写真の中の横断幕は、韓国画家のイ…

悩める現代人にヒット―『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎著)

吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』世に出てから80年以上を経てのベストセラーである。もともと少年が主人公で、少年向けに書かれたものであるが、いま、大人の間でヒットしているとのこと。吉野源三郎は、1927年東大哲学科を卒業したが、共産党に関係し…

死刑囚大道寺将司追悼、太田昌国氏追悼講演録「ヒューマニズムとテロル」

とうとう大道寺将司の追悼文を書く機会を逸してしまった。 発表の場をもてなかったことが直接の原因だが、それは言い訳で大道寺のテロルによって提起した問題をそれなりに総括しているが、その論説以上に彼の一生を想うと、言葉にできない部分がでてきてしま…

待望の世界最高峰の哲学―竹田青嗣『欲望論』1巻、2巻刊行!

長年日本の哲学の刷新と深化を続けてきた竹田青嗣が、集大成の哲学書を刊行した。 竹田を40年にわたって追いかけてきた筆者は、哲学に無縁のひとたちにも読んでいただきたい本だ。 竹田青嗣と西研を哲学・思想の原理的師として耽読し、現象学研究会で直接の…

ロルカ詩祭20周年。

1936年8月19日に、フェデリコ・ガルシア・ロルカはファシストフランコ軍によって殺害された。 従って昨日8月19日はロルカの命日であった。 神戸の詩人たちが、阪神淡路大震災の年から犠牲者の鎮魂と復興を願って、ロルカの追悼とともに始めた。 スペインでは…

稲田防衛相の人格の欠陥、こんなチーママがアメリカの狂犬に太刀打ちできるのか

アメリカのマティス国務長官通称狂犬に太刀打ちして、国益を守れるのだろうか、はなはだ心もとない問題が昨日も国会で露呈した。 末端の自衛隊員の信頼もほとんどなく、自衛隊員募集チラシに名指しで頼りないと記載されたのも記憶に新しい。 国会では、自民…

忘備録、朴裕河「帝国の慰安婦」刑事訴訟 公判記4」

朴裕河著『帝国の慰安婦』要約解説 http://d.hatena.ne.jp/haigujin/20151227 11月8日に4回目の公判があった。今回は私と弁護人が提出した書証(主張の根拠を表す資料)を説明する番だった。しかし時間が充分ではなく、5月に提出した43の証拠資料についての…

トランプを支持した”ALT-RIGHT”とはなにか?

まず報告。 本日、Alt-Rightの運動を推進してきた中心人物で、名付け親のスペンサーが、Twitter社からアカウントの停止をされた。 トランプの選挙演説以降、さまざまなヘイトスピーチ、白人優位の暴力的他者攻撃など社会問題化していたからだ。 <米大統領選…

田中龍作「アメリカ強欲資本」に吸い取られる日本国民の老後─備忘録

フリージャーナリストの田中龍作氏の記事を読んでいただきたい。 これは現役年金受給者のみならず、むしろ現役世代の老後を直撃していく問題であり、憂慮に耐ええない。 「アメリカ強欲資本」に吸い取られる日本国民の老後 2015年10月21日 21:32 ずさんで悪…

人口変化と老後の社会保障─近未来の若者老後地獄

何度も報じられている、政治が対応できていない喫緊の課題を忘備録として掲載しておく。 政治家や評論家が書いたものではなく、実務家のマネーコンサルタントが書いた点で傾聴に値する。 ただし、消費税を8%に値上げしても、国費の借金返済に回され、増収4兆…

NHKへの官邸による政治介入を強化す

国谷キャスターがいなくなった『クロ現』が早くも不評である。テーマへの食い下がり方の甘さが目立ち、表層をなぞるだけで構造的問題への掘り下げが明らかに後退しているともっぱらの評判である。 筆者はもう見る気もないが、政治ネタの放送はほとんど取り上…

(続)「なぜ日本の男は苦しいのか?」安富渉教授の日本人解放論−忘備録

安富教授の女性装が男を解放し、ひいては日本人を解放するという深遠な話の第二段です。 これは、いってみれば日本近代の共同性の歪みを厳しく断罪した告発の論考である。 なお、赤字部分は、筆者がまったく同じように感じ、共感する部分。 ■前編➡http://d.h…

「なぜ日本の男は苦しいのか?」安富渉教授の日本人解放論−忘備録

敗戦を小中学生で迎え、軍国主義と民主主義の社会的激変に翻弄された男たちは戦後を病んだ。 吉本隆明、三島由紀夫、江藤淳など不毛の世代だ。 安富教授もその最後尾で、日本的病理を抱えて自殺衝動を何度も繰り返してきた。 女装は彼の病理の克服の形である…

北田暁大の小熊英二批判(朝日新聞掲載論考と『1968』をめぐって)

小熊英二が、朝日新聞になにやらSEALDsなどの国会デモを持ち上げた論考を寄稿したようだ。ようだというのは新聞をとらない小生は見落としているからだ。 しかし、おおよそは予想がつく。 この論考に北田暁大が反論。今の若手の社会学者が衝突した。ま…

憲法の基本の基本ー宮台真司さんの発言から青少年もオヤジも学ぼう

■憲法記念日で各党が談話 自民「改正に全力」 (朝日新聞デジタル - 05月03日 05:49) http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3400661 【憲法】憲法は、国家への国民の意思を書いた「覚書」です。戦後日本には「この憲法でいい」という…

定年退職に際して−−遥かきて、老兵は静かに去りゆく。

本日2013年3月25日をもって40年間のサラリーマン生活を終えた。わたくしごとは書かないことにしているが、これは戦後団塊世代の生産活動リタイアとして、なにがしかの時代的エポックを画していると考え、記しておく。送別会、餞別、花束などすべてを断り、最…

備忘録「特集/警察の創価学会汚染」

特集/警察の創価学会汚染創価学会との癒着は警察の汚点 ―学会員警察官の問題行動も多発乙骨正生(ジャーナリスト) 公明党の浜四津敏子候補への投票を依頼するために戸別訪問などを繰り返していた、千葉県警千葉南署地域課自動車警ら係の49歳の巡査長が、8…

■俳人・文芸評論家生野毅著『ある戦いの記録』−書評望月至高句集『辺縁へ』小論

最近、若松孝ニ監督の映画『実録・連合赤軍浅間山荘への道程』が公開され、大きな話題を呼んだが、浅間山荘の攻防戦の模様がテレビで報道されていた時、私たちの世代はちょうど小学生だった。いわば高度成長期のただ中に生まれたオタク世代と呼ばれるこの世…

中島岳志「保守と右翼を考える」(後編)

新自由主義への流れを整理する。もともとがリバータリアニズムという考えに発する。 自由を妨げるものを排斥していけば平等社会ができる、という説。 ここでは自由と平等はアンビバレンツなものとして前提されている。主な説は以下のようなものがある。1.ア…