【告知】「ウクライナ戦争と日本の論評ーリベラル派の言論を撃つ」2022年8月発行

【告知】 思想誌『飢餓陣営』55号へ以下の評論を寄稿しました。 「ウクライナ戦争と日本の論評ーリベラル派の言論を撃つ」 (目次) ・侵攻の初期に流された論評への違和感 ・ソ連崩壊後の、ロシアとアクライナの外交史 ・リベラル派への違和感ーなぜ私はアク…

コロナ感染記ーなんという無策、棄民政策か!!

コロナをやっつけた!!www 保健所から電話があり、本日をもって自宅療養期間(無症状7日間)が終了しました。 ほとんど無症状でしたので、確かに結果的には風邪程度と言えるでしょう。 しかし、それは結果論であり、感染したかどうかの初期の段階ではそう話は単…

安倍晋三への公開抗議文―2021年9月17日全国霊感商法対策弁護士連絡会(忘備録)

◆公開抗議文 衆議院議員 安倍晋三 先生へ 2021年9月17日 東京都千代田区永田町2-2-1衆議院議員会館1号館 1212号室衆議院議員 安 倍 晋 三 先生 山口県下関市上田中町2-16-11衆議院議員 安 倍 晋 三 先生 全国霊感商法対策弁護士連絡…

子安宣邦阪大名誉教授(日本思想史)の深く鋭い安倍晋三追悼コメント!

子安宣邦阪大名誉教授(日本思想史)はFacebookでこのようなコメントをしている。 私は自著『「維新」的近代の幻想』の「あとがき」でこう書いた。「一九四五年の敗戦とは作り替え可能なものとして国家を見ない民族的、神話的国家観の敗北であったはずです。そ…

沖縄祖国復帰50周年、『日米安保と沖縄コメンタール』上・下

日米安保と沖縄コメンタール 前篇(敗戦〜60年新安保条約) 拙著 この稿は、 前篇 敗戦〜60年新安保条約 後編 72年沖縄復帰と日米安保 この二篇で構成されている。あくまで法的構成をみていくもので、政治史ではない。 沖縄は第二次大戦後の理想主義(共…

ウクライナ戦争、ミンスク合意(日経・ハフポスト記事忘備録)

ミンスク合意とは 紛争和平の道筋示すも戦闘続く きょうのことば ウクライナ侵攻 2022年2月24日 1:00 ▼ミンスク合意 2014年に始まったウクライナ東部紛争を巡る和平合意。ロシアとウクライナ、ドイツ、フランスの首脳が15年2月にベラルーシの首都ミンスクで…

ウクライナ戦争、親ロシア派のプーチンへの派兵要請(日経記事忘備録)

ウクライナ東部の親ロシア派、プーチン氏に軍事支援要請 ウクライナ情勢 2022年2月24日 8:12 (2022年2月24日 11:41更新) 多様な観点からニュースを考える 中林美恵子さん他1名の投稿 23日、親ロ派が支配する東部地域の周辺を警備するウクライナ軍兵士=AP 【…

ウクライナ戦争の難しさーどこから手をつけたらいいのか?

戦争に含まれている粗野な要素を嫌悪するあまり、 戦争そのものの本性を無視しようとするのは無益な、それどころか本末を誤った考えである。 (クラウゼヴィッツ『戦争論』) 「額に汗して汝のパンを摂れ」という命題が真実であるのと同様に、「闘争において汝…

ウクライナの犠牲を無駄にするな!九条の内向き一国平和主義からインターナショナリズムへ飛躍させよ!

ウクライナの地獄の惨状がますます進行している。 半世紀前の満州で起きた、ロシアの侵攻と無差別虐殺、婦女強姦、金品強奪、捕虜強制連行と非人間的強制労働などが、改めて想起させられる。 軍隊は全て狂暴であるとは言え、特にロシアや日本の兵隊が、国外…

元外務省職員のウクライナ戦争歴史解説ー忘備録

ロシアのウクライナ侵攻-問題の所在と解決の道筋- 浅井基文 元外務省職員 現在大阪法経大客員教授 3/62022 ロシアがウクライナに軍事侵攻したことはショックだった。日本、米欧ではプーチン・ロシアに「専制主義」「全体主義」「権威主義」のレッテルが貼ら…

豊中市長選に維新の会は候補者擁立ができない!そして日本的平和言説の感傷。

豊中市長選に維新の会が候補者を擁立しないとのこと。 市長になりたがっている市議が、評判悪くて無理だと判断したという噂だ。 維新自身が評判悪く、無理だというのだからかなりひどい奴なんだろう。 退職させられた池田市長のように、サウナ持ち込んだり、…

ゼレンスキーは悪人か?ー日本的左右平和論者の空虚さ。

平和論者の論理はとても日本的で面白い。 ウクライナ国民が死んでいくのは、ゼレンスキー大統領が悪い。 ロシアに降伏してでも早く停戦すれば、戦死者はなくなり平和になる。 国民の基本的人権を守らないゼレンスキーも悪い、英雄視すべきではない。 例えロ…

戦争の悪と国家の悪ーウクライナVSロシア戦争論評の混乱

ウクライナVSロシアの戦争論評に混乱が見られる。 管見の限り、戦争の悪と国家の悪が、国家対国家のレベルだけでかたられているためだろう。戦争と国家の両軸で語られていないせいである。 私が問題にするのは、ウクライナもロシアも戦争をしている限りどっ…

ウクライナ戦争ー感傷ではなくどの水準で視ていくべきか?

ウクライナはよく闘っている。男は闘うが、女は15%が軍に参画している。しかし多くは子供をつれて逃げる。 別れのシーンは、悲嘆に満ちている。 男だけ総動員法で銃をもち、女は逃げる。 安物のジェンダー論者は文句いわないのか? 女も総動員法の対象にせよ…

ウクライナ・ロシア、権力嫌悪からする両者とも悪とする反戦言説のシニシズム

再度言いますが、面倒くさいから簡単にメモします。 前2回と続けて読んでください。 明かにウクライナを支援したいと思っていますが、理由は内戦ではない、ロシアのクリミヤに続く正規軍の侵略であるということ。 戦争が起きたとき、悪として倫理の準拠点は…

ウクライナの国民はどうしたいのか?国家には様々な問題を内包するが、それをもって戦争を肯定すべきではない!

ウクライナが、総動員法で男性を国外退去を禁じた点、 火だねのEU加盟をこのさなかに申請した点、 これらをもってウクライナ大統領が問題だということは「原理的」には言える。 但しそれは他人事として、特に国家=暴力装置単純化論でしかないオールドレフト…

ウクライナVSロシア、なぜプーチンが「悪」であるのかーどの視点でそう言えるのか

久々に「痛ましさ」という感情がこみ上げてくる。 ウクライナの人びとの悲痛な声と、着の身着のままの逃避映像を見ていると、改めて国家や大衆の存在様式について考えざるを得ない。 国家はそれ自体が仮想敵を内在させている。 国家はしたがってその政体によ…

ロシアのウクライナ侵略ー他人の不幸は蜜の味としていないか?

他者の不幸は蜜の味、ツイッターでもどこでも、他人ごとですから自分の国際情勢の読みを自慢げに展開しています。 自分がどれほどの情報通であるか、自慢するのだが、つまるところはプーチンとバイデンのどちらが悪い奴というレベルに落ち着く。 どちらが謀…

ロシア、ウクライナ侵攻ーヨーロッパの苦悩と知の蓄積

フランクフルト学派のホルクハイマーやアドルノより少し後の世代として、ハーバーマスが登場する。 彼は、マルクス主義を色濃くにじませるフランクフルト学派を批判的に継承していく。 すなわち、「コミュニケーション的行為」という概念をもって、市民的公…

「吉村はん、ようやっとる」ー大阪自壊のメンタリティー

www.youtube.com 「吉村はんようやっとる!」が桁違いの医療崩壊の起きる大阪で出てくる言葉 - YouTube

後進性を露呈するオリンピック報道と近代資本主義の渋沢栄一の評価

不快なことが日々オンパレードで、書くのもおっくうになってしまう。 北京オリンピックの時代錯誤的報道等には、太田監督が辟易している心情を吐露していたので、もう全く同感で、小生が書くこともなくなった。 われらが世代は、高度経済成長を経験し、日本…

公園の光景ー父親のハンカチは娘にはとても大きいものだったー。

日曜日は歩行訓練で少し遠征した。 昔住んでいた家の近くの公園に立ち寄ると、若い父親と三才くらいの娘がひっそりと遊んでいた。 声は出さないが、父親は娘を優しく見守り、娘は時々父親の方を振り向きながら、楽しげであった。 水場で娘の手を優しく洗って…

斉藤幸平VS星野リゾート代表対談「『人新生の「資本論」著者「勝手に」SDGs』」忘備録

星野氏×『人新世の「資本論」』著者 「勝手にSDGs」の真意 星野リゾート代表と大阪市大・斎藤幸平准教授、大いに語る(前編) 2022.1.1 5件のコメント 中沢 康彦 日経ビジネス シニアエディター ?ギフト 印刷 ?クリップ 全国で旅館やホテルを運営する星野リ…

2022年謹賀新年ー初春の一句

望みなき風のなかなる初明り 皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。 本年も健康を回復させながら、体力の許す限りでボチボチ書いていきます。 たまには覗いてください。

『飢餓陣営』VOL54でました!面白論稿満載!

哲学の師西研氏と同じ号に掲載されました。 斎藤幸平「人新生の『資本論』」の評価をめぐるいくつかの論稿、 などなど 面白論稿満載! 飢餓陣営VOL54 哲学者西研(東京医大教授)論稿 飢餓陣営VOL54秋山至高(俳人・批評家)論稿 誌問い合わせ先、編集工房飢餓陣…

そうか、そうか、前川喜平とはそうだったのか⋯。

文部官僚で次官にまで上り詰めて、 数々のおかしな政策を実施して、 退官すると、急にリベラル色でマスゴミの文化的劣化に加担して「良識派」となった。 以前から、全共闘経験者からは評判が芳しくなかったのだが、 エリート高校から東大へ、そして文部官僚…

優性思想について考えるー市野川保孝東大教授(社会学)於れいわ新選組での講演

命についてのレクチャー 講師:市野川容孝先生「優生思想について考える」2020年8月19日 投稿日: 2020年8月25日 投稿者: れいわ新選組 2020年8月19日に党内で、命についてのレクチャーをオンラインで開催いたしました。 今回の講師、市野川容孝先生より、読…

若者と『美と共同体と東大闘争』読書研究会

27日(土曜日)哲学研究会は、 「美と共同体と東大闘争」(角川文庫)がテーマであった。 院生の日本近代史の研究の一環として資料の読み込みが動機であったようだ。 従って、自分たちが社会的矛盾への変革のコミットメントをする視点ではないから、今一つテーマ…

自分の脚で歩けるー日常が愛おしい!

民生委員のご婦人が、小生が歩いている姿を見たと、感動したと手紙を投げ込んでくれた。 一番重症の這っている姿をしっているため、よほど闘病に努力したのだろうと、感動したと。 ありがたい、支援センターから介護認定取得までレールを敷いてくれた、また…

山本太郎は語る、衆院選勝利後の北海道集会

山本太郎選挙後の集会。 いいですね、言うことはマトモだし、熱量はガンガンくるし、自身の足で立っている。いわば老年世代風にいえば、「自立派」だ。 今後もっともっと伸びて欲しい。 https://t.co/DHt2V9OPDf — れいわ 山本太郎 消費税廃止!住まいは権利…